「いい湯だな」はもともと群馬のご当地ソングだったらしい

ちょっと前にNHKの歌謡番組で「いい湯だな」が流れていた。

http://j-lyric.net/artist/a001629/l009ffd.html

 歌詞をみると、八木節が聞こえてくるのが上州(群馬)の草津温泉になっている。たしかに八木節は群馬・栃木で愛される音頭なのだけど、草津温泉なら木板で湯をもむ草津節が聞こえてくるほうが自然のような、と思って調べたら、どうやら「ババンババンバンバン」で知られるドリフターズの曲は、アレンジされたものらしい。

http://j-lyric.net/artist/a00109d/l01d6a8.html

 もとの曲はデュークエイセスというグループが歌う、ご当地ソングだったようで、水滴が背中にあたって冷たいのが(登別でなく)草津温泉で、八木節が聞こえてくるのが(草津でなく)伊香保温泉で、混浴であの子が見えそうで見えないのが(白浜でなく)万座温泉で、浪花節を歌いたくなるのが(別府でなく)水上温泉、ということになる。ぜんぶ群馬の温泉じゃないか!

 「だからどうした」と言われたらそれまでなのだけど、群馬に1年住んで地理が分かってくると、ちょっとした感動が。JR東海の京都キャンペーンで「パリやロスに詳しいより、京都に詳しい方がかっこいい」というのが過去にあったのを思い出し、「群馬に詳しい」のもいいんじゃないか、などと考えたのだった。

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