パンダとイルカに癒される1泊2日の和歌山旅【2日目】

今回の旅
大学時代の友人から、間もなく引退する特急車両に乗りたいという誘い話をもらい、7月の平日、有給消化を兼ねて和歌山南部へ行ってきました。

08:50 ホテルからオーシャンアロー車両を撮影

ズームでかろうじて撮れた

 自分が前日に乗った283系オーシャンアロー車両の「くろしお」17号は、新宮駅で一晩留め置かれた後、翌朝に折り返して「くろしお」16号として新大阪方面に戻っていく。この車両が紀伊勝浦駅を発車するのがちょうど8時49分でチェックアウト前のため、ホテルから撮ってみようというのがこのホテルにした理由だった。

 なぜこんな車体カラーをしているのだろう?と不思議に思っていたのだけど、この山々とのコントラストがとてもきれい。そして、この青い色はまさに南紀から見える海の色にも映えるんだなというのを、現地にきて理解した気がした。

10:00 紀伊勝浦駅前でレンタカーを借りる

センセイ方の力添えもありそう

 ホテルをチェックアウトし、船に乗って再び紀伊勝浦駅で1日6600円でレンタカーを借りる。自分は夕方に南紀白浜空港から羽田便に乗るので、前日にレンタカーを借りた白浜駅前までの「乗り捨て」プラン。南紀エリアは高速道路が整備されていて、かつ無料区間が多い。鉄道は本数が少なく、駅前から観光地までのタクシーも少ないので、こだわりがなければ移動はレンタカーがよいのではないかと思う。

11:00 熊野古道を登る

威勢のいい掛け声が聞こえた

 今日は儀式がある日だったらしく、途中で神社関係者や氏子さんたちとすれ違った。那智の滝を神体として扱う飛瀧神社は、儀式のため立ち入ることができず、残念。遠目から那智の滝を拝みつつ。

轟音は遠くからも聞こえる

 那智熊野大社のWebサイトなどによると、那智の滝は古代から神が宿る場所として信仰の対象とされてきて、落ち口の幅13メートル、滝壺までの落差は133メートル。一段の滝としては落差が国内第1位で、日本三名瀑に数えられているーー。

 いやもちろん立派だけど、こういう観光客向けの「日本三大〇〇」って、名乗ったもん勝ちなんじゃないかと思っていて、だいたい三番手を名乗るところが複数あってケンカになっているイメージが…。一応名瀑は決まっているらしく、①那智の滝(和歌山)、②華厳の滝(栃木)、③袋田の滝(茨城)ということになっている。

 このほか、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産にもなっている。

世界遺産として
吉野・大峯(おおみね)、熊野三山、高野山の3つの霊場と参詣道が登録されている。何がすごいのかよく分からず調べてみると、日本古来の自然崇拝から生まれた神道と、大陸伝来の仏教が融け合った神仏習合の思想があらわれて、自然の景観とともに1000年残っているところがミソらしい。

11:30 熊野那智大社をお参り

デブには階段がきつい

 熊野古道をくねくねと登り、さらに追い打ちをかけるような急な階段を登ると熊野那智大社がある。熊野本宮大社(田辺市)熊野速玉大社(新宮市)とともに熊野三山を構成していて、ここが全国に約4千ある熊野神社の本社でもあるらしい。ご神木の梛(ナギ)の木は樹齢千年だそうで、熊野の自然の豊かさを垣間見たような気がした。

13:00 ドルフィンスイミング/太地町

 午後は太地町に向かい、ドルフィンスイミング。癒し効果は分からないけど、イルカ側が人懐っこく近づいてきてくれるので、うれしくなるのはあった。「この子どうやって捕獲したんですか?」とさりげなく聞いてみたけど、教えてもらえなかった。

水中カメラから撮った1枚

 もしかするとお気づきの方もいるかもしれないので記しておくと、太地町はもともとイルカ漁で有名な地域で、複数の漁船で入り江に囲い込む独特の漁法が「イルカがかわいそうだ」として映画化されたり、自然保護団体から反発を受けたりしている。いけすでイルカを飼うような行為も「残酷だ」と捉える人もいる。個人的には人間が生き物と触れ合う場所があるのは悪いことではないと思うし、牧場で馬に乗るのとも変わらない気がしている。長くなるので後日、別の記事にしたいと思う。

15:00 奇岩「橋杭岩」/串本町

ちょうど干潮の時だった

 太地町から国道42号線を走りながら、本州最南端の潮岬を左側に見ながら、白浜方面に向かう。途中立ち寄ったのが奇岩「橋杭岩(はしくいいわ)」。大小約40の奇岩が、約900メートルもの長さでそそり立っている。昔、弘法大師がここを渡るために天邪鬼に橋をかけさせようとしたものの、疲れて途中でギブアップしたために橋杭だけが残った……という由来があるらしい。近くのお店で遅い昼ごはんにし「和歌山ラーメン」なるものを食べてみたが、普通のラーメンと何が違うのか?という感じだった。突っ込んではいけない気がした。

18:50 JAL218便(南紀白浜→羽田)

ウトウト寝たらすぐ羽田だった

 白浜町内で少しお土産を買って、レンタカーを返して南紀白浜空港へ。パンダとイルカに癒され、きれいな景色も堪能し、熊野古道を歩いた疲れもあいまって、ウトウト寝ていたらすぐに羽田に着いてしまった。地図を見ると陸の孤島だけど、飛行機を使えば案外近いことが分かったので、今度はもう少し日程に余裕を持ってきてみよう。熊野の川下りなど、アクティビティも多そう。今度は彼女と来れればなおよしだけども!

パンダとイルカに癒やされる1泊2日の和歌山旅【1日目】