ふと寝る前に考えたこと
人為的に「ええじゃないか」は起こせるのか?というのを朝方までウトウトしながら考えていた。慶応3年(1867年)夏~秋に、空から神社のお札だかが降ってきてめでたいとかなんとか噂が流れて、市民が三日三晩、踊り続けたというやつ。
たぶん日本の人々は「お上」に対して感情をぶつけるのをよしとせず、自分さえ我慢して済むのなら多少のことは受け入れるんだけど(それを為政者に利用されているので民度が高いのか怪しいが)ストレスが限界にくると、歴史的には何らかの集団ヒステリーを起こす傾向にある。
おそらく100年、200年ぐらいでは、自分たちのベースになっているOS(基本ソフト)は変わらないので、たぶん、そろそろどこかで「ええじゃないか」が起こる気がする。ならばそれは人為的に起こせるのか、とグルグル考えていた。
もう一度起こせるのだろうか?
あくまでも妄想だけど、首都圏の主要駅とかでフラッシュモブ的に「空からワクチン接種券が降ってきた」みたいな噂(なんでもいい)が流れて、誰かが踊り出したら伝播していくんだろうか?メカニズムはよく分からないけど、少なくとも150年前には成功した。幕末の追体験として見てみたい気もする。
視点を変えると、気づいていないだけで国内ではもう「ええじゃないか」が起きていたりするのか。みんな夜は広場や駅のロータリーで飲んでいるし、土日はどこも人で溢れていて、お上が出したお触書は梨のつぶてになりつつある。これは形態を変えた「ええじゃないか」だったりするのか?
そんなことを考えて何になるのだという話だけど、今日は土曜だし午前から公園でビールでも飲もうかなという気になっていて、まあ、ええじゃないか、ええじゃないか…。