スカイチームのビジネスクラス席を360度カメラで紹介します【世界一周後日談】

あらすじ
読んでくれてありがとうございます。太郎といいます。2019年秋、30歳の節目に会社を辞めて世界一周しました。帰国後まもなくコロナウイルスが蔓延し、再びの緊急事態宣言に…。週末は過去の旅行記録をつける日々です。過去のアーカイブから記事を書いてみます。(2021/1/9更新)

 ビジネスクラスで世界一周と聞くと「お前は御曹司なのか」と思われそうですが、サラリーマンです。正規航空券で購入すると最低でも数十万円して、とても手が出ません。ところが航空連合(アライアンス)が出している世界周遊券というタイプのチケットだと、破格の値段で乗ることができます。詳しくは過去の記事をご覧ください。2019年、スカイチーム(エールフランスなどが所属する航空連合)が出している周遊券で世界一周しました。その時にRICOH THETA V(製品ページ)で撮った画像などで、座席の雰囲気を紹介します。

大韓航空(A330)

Korean Air A330-300 Business Class (Incheon-Ulaanbaatar) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

ソウル(ICN)→ウランバートル(ULN)KE867便。この便では機内食で韓国料理が選べました。プルコギ焼肉に白いご飯とスープがついて、親しみのある食文化圏の最後の食事になりました。(このあと2泊3日でモンゴルのゲルに泊まり、馬乳酒や解体されたヒツジの臓物煮などを食べる日が続きました)

アエロフロート・ロシア航空(B757)

Aeroflot Russian Airlines B757-200 Business Class (Ulaanbaatar-Moscow) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

ウランバートル(ULN)→モスクワ・シェレメチェボ(SVO)SU331便。もちろんロシア語圏の航空会社に乗るのはこれが初めてです。ボーディング時にズドラーストビーチェ(こんにちは)と言われてテンションが上がります。アエロフロートのロゴは「ハンマーと鎌」で旧ソ連時代から変わりません。モスクワでは夜の便までトランジットビザで半日観光してきました。

アエロフロート・ロシア航空(A320)

Aeroflot Russian Airlines A320 Business Class (Moscow-Cairo) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

モスクワ・シェレメチェボ(SVO)→カイロ(CAI)SU400便。モスクワでは直近の出発便がぜんぶ遅れていて、嫌な予感が。市内では何も起こらずに済んだけど、去る間際にロシアの洗礼を受けているような感じがしました。自分の乗る便も、いつの間にかターミナルFからDに変更になって、10分ほど空港内で迷子に。ちなみにアエロフロートの機内ではカクテルを頼むことができ、「Skyteam」を飲んでみました。

アリタリア航空(A320)

Alitalia A320 Business Class (Rome-Kiev) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

ローマ・フェウミチーノ(ROM)→キエフ・ジュリャーヌィ(IEV)AZ590便。深夜2:20着の深夜便で降り立ったのは日本の地方空港のような小空港。息が白くなる中、ウトウトしながら入国審査を経て、看板がキリル文字だらけで読めずハッとします。事前に予約していたタクシーに乗りホテルへ向かい、熟睡しました。

エールフランス(A321)

Air France A321 Business Class (Kiew-Paris CDG) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

キエフ・ボリースピリ(KBP)→パリ・シャルルドゴール(CDG)AF1753便。さすが美食の国・フランスのフラッグキャリアだけあって、機内食が豪華です。食前のチーズから始まり、デザートまでぬかりありませんでした。3時間20分のフライトでパリに到着。混雑する地下鉄でスリに警戒しながらパリ北駅近くのホテルへ。

エールフランス(B777)

Air France B777-300ER Business Class (Paris CDG-Sao Paulo) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

パリ(CDG)→サンパウロ・グアルーリョス(GRU)AF454便。2週間近く滞在したヨーロッパ大陸に別れを告げ、大西洋を11時間50分かけて飛び越え、南米大陸へ。離陸前に急患が出て出発が1時間ほど遅れましたが、その間もワインとチーズが出てくるサービスが。映画を見てウトウトしているうちに離陸していました。

アエロメヒコ航空(B787)

Aero Mexico B787 Business Class (Sao Paulo-Mexico City) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

サンパウロ(GRU)→メキシコシティ(MEX)AM15便。最新のB787で、窓はボタンで明暗を調整することができます。太陽を追いかける形で9時間30分のフライト。着陸前から息苦しいような気がしていたら、メキシコシティは標高2000mの高原にあったのでした。税関でスーツケースの中身を全部出すように言われ、露店でも開くのかという光景に。スペイン語なまりの英語が聞き取れず、ちょっと疲れました。

デルタ航空(B757)

Delta Air Lines B757-200 Business Class (Mexico City-Los Angeles) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

メキシコシティ(MEX)→ロサンゼルス(LAX)DL574便。ついにあと1国!ようやく英語圏に。パスポートのハンコの多さでも怪しまれたのか、入国審査でアジア系の入国審査官にいろいろと質問されますが、英語圏の安心感か、不思議なぐらいスラスラと説明できました。ウーバーで市内に向かい、モーテルで一泊。吉野家があったので牛丼を食べました。

デルタ航空(B737)

Delta Air Lines B737-900 Business Class (Los Angeles-Honolulu) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

ロサンゼルス(LAX)→ホノルル(HNL)DL2333便。機内で「リメンバーミー」(原題:COCO)を見て泣きそうに。この映画が好きで、モデルになったメキシコのグアナファトという街に行きたかったのだけど、候補日前日に、大使館から深夜バスで日本人が強盗に襲われたとの旅レジメールが届いて、怖くなって断念しました。メキシコには「死者の日」というお祭りがあるらしく、骸骨メイクをしたり、マリーゴールドを飾ったりして先祖の霊を迎えるらしく、日本のお盆に似ている気がして、日程を合わせていつか訪ねてみたいです。

デルタ航空(B767)

Delta Air Lines B767-300 Business Class (Honolulu-Tokyo NRT) #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

ホノルル(HNL)→東京・成田(NRT)DL181便。日本行きの便は客室乗務員にも日本人がいて、乗客も大半が日本人で、帰国する前になんだかアットホームな安心感がありました。機内で日本酒も頼むことができ、2合も飲んでしまいました。ぐっすり眠っているうちに画面地図に日本列島が映った時は、なんだか涙が出そうに。

おまけ:成田空港の「おかえり」

Narita Airport, Japan #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

成田空港の通路に掲げられた「おかえりなさい」というシンプルな看板が好きだったのだけど、いつの間にか任天堂の広告に変わっていました。ルイージが明るく「おかえり」と迎えてくれました。リオ五輪の閉会式で首相がマリオをやったけど、海外から見ると日本は「ゲームの国」なんでしょうかね。いろいろな空港に降り立ちましたが、こういう広告は日本だけな気がします。外国人がこれを見てワクワクするなら素敵です。

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