東海道の起点は日本橋。じゃあ東海道線の起点はどこにあるのか?【歩けるかな東海道】

緊急宣言が延びそう…

 緊急事態宣言が1ヵ月延びそうで、なかなか出発できずにいる。先週末はコンタクトレンズの処方箋をもらいに汐留まで出てきたので、帰りにちょっとある場所に寄ってみた。

旧新橋停車場駅

 「東海道の起点はどこか」と問われれば、みんな「日本橋」を挙げると思うのだけど、「東海道」の名のつくものは、旧道以外にもいくつかある。ならばそれらの起点も出発前に訪ねておきたいなと。その1つがここ、いま話題の電通ビルの下にある旧新橋停車場跡なのだ。

日本の鉄道のスタート地点でもある

 明治5年(1872年)に国内初の官営鉄道(後の東海道線)として開業したこの場所は、当時の東海道線の起点であると同時に「日本の鉄道の起点」でもある。ここから横浜(桜木町)、さらに先へ向かっていった明治時代の鉄道旅の雰囲気もぜひ追体験したいと思っていて、この先歩いていくと予定の愛知県に「博物館明治村」というテーマパークがあり、1874年製の蒸気機関車が動態保存されているらしく、ゆくゆく寄ってみたい。

ちなみに東海道新幹線は…

 ちなみに1964年に開通した東海道新幹線の場合は、起点はどこにあるのだろう?調べてみると、東京駅の18・19番線のホーム中央部分にあるらしい(ホームに行くには入場券が必要)。

ホーム中央部分にある「新幹線起点」

自分が東京駅から新幹線に乗る時は、自由席で品川寄りの1~3号車から乗ることが多かったので知らなかったけど、12号車付近に星型のレリーフがあり、「新幹線起点」と記されている。日本の新幹線の「東京から〇キロ」という表記は、ここが起点になっているのか。