マンザナール収容所のビジターセンターは、かつて集会所だった施設をそのまま使っている。展示の終わりには、収容されていた約11000人の名前がすべて記されている。
What Do You Think?というコーナーがあり、「憲法にも反した行為で、戦争によるヒステリーと誤った政治的リーダーシップによって起こり、40年後に謝罪した」とあり、具体的にどの条文にどう反したのか、くわしく説明している。
来場者が自由に書けるノートがあり、それぞれ考えたことを記すことができる。(僻地にあって誰でも来れる場所ではないからかもしれないが)あまり偏ったコメントは見受けられなかった。
トランプ政権による移民制限に、歴史を繰りかえす危機を覚えるコメントが圧倒的に多い印象だった。
戦勝国とはいえ、かなりエグいことをしているし、本当に不都合なことは説明できていないのかもしれないけれど、それでも自国の歴史の負の部分と、なるべく向き合おうとする勇気を持てているところが、素直にうらやましいなと思う。
ここの展示だけでなく、ワシントンの国立歴史博物館なども同様で、「The Nation We Built Together」というフロアの「How Do We Become Us?」というコーナーは、黒色人種が高校に通い始めた当時、石を投げられたスクールバスのひび割れた窓ガラスまで残してあったのが忘れられない。
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