那覇空港近くの瀬長島は素人でもカッコいい飛行機の写真が撮れる

思いつきで航空券を取るのが好き

 金曜の夜になるとソワソワする。自分が貯めているJALカードのマイレージは、前日23:59までなら特典航空券に交換できる。土日で出かけるなら、金曜の夜までに行き先を決めなければならない。ちゃんと計画性をもって週の前半に決めればいいのだが、前日の23時過ぎに「どうしよう!行こうと思えばまだ間に合うぞ!」と迷いながら、とっさに謎のアドレナリンが出る瞬間がたまらない。寒い日が続くので暖かいところへ。そんなわけで2月の週末、唐突に沖縄行きが決まった。

本当にノープランで来てしまった

 土曜の朝6時過ぎに羽田空港を発つ初便に乗り、10時前に那覇空港に着いたが、まだ食事という時間でもない。リュックに入れてきたロンリープラネットの沖縄県のページを開くと、空港近くの温泉の評価がやたら高い。金曜夜は荷造りで午前2時すぎまで起きていて、ウトウト仮眠した程度で出発したので、身体もなんとなく寝ぼけている。それならばひと風呂入ってこようか。そんなわけでバスで豊見城市瀬長島の琉球温泉龍神の湯へ向かった。撮影禁止だったので雰囲気は公式ページから見てもらいたいのだが、那覇空港の南端部に位置するところに滑走路を見渡せる露天風呂があり、立ち湯やサウナもあり、1時間近くくつろいでしまった。

温泉周辺は飛行機の撮影スポット

 湯上がりにコーヒーを飲みながら調べていると、この瀬長島周辺は飛行機の撮影スポットとして人気らしい。那覇空港は、沖縄観光の玄関口だけあって全国有数の過密空港となっていて、数分おきに飛行機が離着陸する。つまり撮影するチャンスがたくさん巡ってくる。さらに航空自衛隊とも滑走路をシェアしているので、(運が良ければ、という表現をしていいのか分からないが)戦闘機もスクランブル発信する。

 自分も1時間ほど撮影していたところ、航空自衛隊のF-15の着陸に居合わせることができた。戦闘機はバディを組むので、撮影チャンスは2回ある。1機を撮ったあとに少し撮影場所を変えるようなこともできた。

 周辺は野球公園など撮影スポットにも恵まれていたけど、もし広角レンズを持っていれば誘導灯近くの海岸が着陸する飛行機を一番ダイナミックに撮れるのではないかと思う。一眼カメラ(ニコンD5600)を地面すれすれまで寄せて撮ったのがこの1枚。エフェクトもかけているけど、沖縄の空ってなんでこんなに青いのだろう。

 この写真をインスタグラムに載せたら、ジェットスタージャパンの公式アカウントがいいねを押してくれてうれしかった。腹面にこんなロゴが描かれているのは知らなかった。オレンジ色と空色がいい感じに補色になっていて映える。午前一杯ここで過ごし、渡嘉敷島へ行くためにバスで那覇港に向かうのだった。

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