ワイキキビーチで夕日を見ていたら白人のおばあさんに言われたこと【世界一周39日目】

 ワイキキビーチで、日が沈むのを眺めていたら、暮れたあとに白人のおばあさんが近づいてきた。

 「ずっと見ていたけど、あなたは写真を撮らないのね。ここにナイスピクチャーがあるのね」

 頭を指さして笑顔で言われた。

 たしかに周りを見渡すと、そこらじゅうの日本人が、みんなスマホをかざしていて、「黄昏ている後ろ姿」だけ同伴者に撮ってもらい、そそくさと帰っていく。

 ゆっくり見ていけばいいのにね。

「イエス、グッドメモリー」と、自分も頭を指さしておばあさんに笑顔を返して、バイバイした。

 この旅行に出るまで、こんな風に知らない人の前で自然に笑えていただろうか?と、ふと思ったのだった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です