カタコト日本語ガイドとともに2泊3日のモンゴル平原ホームステイへ【世界一周2日目】

 韓国・仁川空港を発って約3時間。中国上空ではきれいに見えた街の夜景も、次第にまばらになってきました。モンゴルの首都ウランバートルにあるチンギスハーン国際空港は、いかにも強そうな名前ですが、日本の地方空港のようなこじんまりとした雰囲気。入国管理官の女性がヨーロッパ風の顔立ちで自分のなかのモンゴル人のイメージが覆されます(もっと朝青龍のようなイメージを抱いていました)。

 深夜の到着&モンゴル語もロシア語も話せないため、日本で出発前にホテルまでのピックアップを予約しておきました。到着ロビーに出ると、アルファベットで私の名前を掲げた若い男性が。英語で話しかけると通じず、荷物を持ってもらい、空港内の銀行で100ドル(260000トゥグルク)ほど両替して市内のホテルへ。寒いのでシャワーで体を温めて、充電を済ませて寝ます。

 翌朝は7時半に起床。空気が乾燥しているせいか、緊張のせいか眠りが浅かったようで、8時ごろまで二度寝。9時にはピックアップがくるので、ホテルのレストランで朝食。なかなか緊張が解けないため、持ってきたマルコメの味噌汁をお湯で溶いて、マグカップで飲み干しました。

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これから2泊3日、ゲルに泊まるホームステイツアーに参加します。いくつかの旅行会社がありましたが、Shine Zuuch Travelを選びました。遊牧民の本物のゲルに案内してくれるというのが魅力でした。(日本の大手旅行会社が案内するツアーには、綺麗好きな人向けに「ゲルっぽい見た目のリゾートコテージに泊まるだけ」のプランなんかもあります。それだとわざわざモンゴルまで来た意味ないですからね)

ピックアップに来たのは50前後のおばさん2人。おいおい3人でステイするのかよと思っていたら、1人はお金を徴収するといなくなってしまいました。もう1人のおばさんが勉強して数年というカタコトの日本語を操ります。語尾に「じゃん」を多用して、なんだか神奈川風な雰囲気が漂います。

2時間ほど雑談をする道中、草原へ出る前の最後の街に立ち寄り、お店で3日分の水や、ステイファミリーへのおみやげを買います。せっかくならお酒を飲んで盛り上がりたいと思っていたので、何のお酒が喜ぶでしょう?とガイドさんに尋ねると「ウォッカじゃん?」だそうです。万が一、食事が受け付けなかった時のために、スニッカーズなども買いました。

いよいよアスファルト舗装がなくなり、車は草原のわだちへ。30分ほど走っていくと、ゲルが点々と見えてきました。カーナビもないのにどうやって見分けているのだろう?と不思議に思いつつ、ステイ先のゲルに到着しました。さあいよいよ、ホームステイの始まりです(つづく)

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